冬に喉が痛くなりやすいのはなぜ?原因と乾燥対策をやさしく解説

冬の体の不思議

冬になると、朝起きたときに
「喉がイガイガする」「少し痛い」
と感じたことはありませんか?

風邪をひいたわけでもないのに、
冬になると喉の不調を感じる人は少なくありません。

この記事では、なぜ冬に喉が痛くなりやすいのか、
その理由と日常生活でできる対策を分かりやすく解説します。

喉ってどんな役割があるの?

喉は外からの異物を防ぐ場所

喉は空気や食べ物が体の中へ入る入り口にあたる場所です。そのため、外から入ってくる異物やばい菌を防ぐ役割を持っています。

私たちは、呼吸や食事をするとき、必ず喉を通ります。つまり喉は、
・空気
・食べ物
・水
が集まる交通の要所です。
そのため、ウイルスやほこりなども一緒に入りやすい場所でもあります。

喉で異物を防ぐ仕組み

喉には、外からの異物を防ぐためのいくつもの仕組みがあります。

・扁桃(へんとう)でばい菌をキャッチ
喉の奥には扁桃(へんとう)があります。扁桃はウイルスや細菌を見つけて捕まえる見張り役のような存在です。

・粘膜と粘液で異物をくっつける
喉の表面は粘膜(ねんまく)で覆われています。粘膜からでる粘液が、ほこり,ウイルス,花粉をくっつけて体の奥へ進むのを防ぎます。

・せき・くしゃみで外へ出す
異物が入ると、せき,くしゃみが起こります。これは、体が異物を外に出そうとする防衛反応です。

乾燥に弱い理由

喉が乾燥するとこれらの防衛機能がうまく働かなくなります。

粘膜は「うるおい」が命

喉の粘膜は、湿っている状態で本来の力を発揮します。
乾燥すると
・粘液が減る
・粘膜が傷つきやすくなる
その結果、異物を捕まえにくくなります。

乾燥すると防御力が下がる

喉が乾燥すると、
・粘液が減る
・粘膜が傷つきやすくなる
といった変化が起こります。

その結果、ウイルスや細菌が付着しやすくなり、
喉の防御力が低下してしまいます。

冬に喉が痛くなりやすい理由

空気の乾燥

冬の空気は水分をあまり含めないため乾燥しています。
そのため
・喉の粘膜が乾きやすい
・粘液が減りやすい
という状態になります。

喉の粘膜は、うるおっていることで異物を防ぐ働きをしています。
乾燥すると、
・ウイルスやほこりが付着しやすくなる
・粘膜が傷つきやすくなる
その結果、喉の痛みや違和感を感じやすくなります。

暖房による湿度低下

冬の室内では、エアコンやヒーターなどの暖房を使うことが多くなります。
暖房は、
・空気を温める
・同時に空気を乾燥させる
という特徴があります。

湿度が40%以下になると、喉の粘膜は急激に乾きやすくなります。
長時間暖房の効いた部屋にいると、知らないうちに喉のうるおいが失われていきます。

口呼吸になりやすい

冬は、鼻づまりや寒さの影響で口呼吸になりやすい季節です。口呼吸では冷たく乾いた空気がそのまま喉に当たります。
鼻呼吸の場合は、
・空気を温める
・湿らせる
・ほこりを取り除く
という働きがありますが、口呼吸ではそれができません。そのため、喉が直接ダメージを受けやすくなります。
そのため、冬は意識的に鼻呼吸を心がけることも、
喉を守るポイントになります。

喉の痛みを放っておくとどうなる?

「少し喉が痛いだけだから」
「そのうち治るだろう」
そう思って、喉の違和感を放置してしまうことはありませんか?
しかし、喉の痛みをそのままにすると、体にとって不利な状態が続くことがあります。

喉の痛みは「防御力が下がっているサイン」

喉の痛みは単なる不快感ではありません。
多くの場合、喉の粘膜が乾燥したり傷ついたりしているというサインです。
この状態では、本来あるはずの外から異物を防ぐ力が弱くなっています。

炎症が起きやすくなる

喉の粘膜が乾いたままだと、小さな傷ができやすくなります。
そこに
・ウイルス
・細菌
・ほこり
などが付着することで炎症が起こりやすくなります。
炎症が起こると
・痛みが強くなる
・赤く腫れる
・飲み込むとしみる
といった症状が出てきます。

風邪や感染症に繋がる可能性

喉の防御力が下がると、
・ウイルスが侵入しやすくなる
・体内で増えやすくなる
その結果
・風邪
・インフルエンザ
・その他の感染症
に繋がる可能性が高まります。

冬の喉の痛みを防ぐためにできること

室内の湿度を保つ

喉の健康を守る上で、最も大切なのが室内の湿度管理です。
喉の粘膜は、湿度が低いと乾燥し、異物を防ぐ力が弱くなります。

適切な湿度の目安
40~60%

この範囲を保つことで、喉のうるおいが保たれ、痛みや炎症が起こりにくくなります。

湿度を保つ方法
・加湿器を使う
・洗濯物を部屋干しする
・濡れタオルを室内に置く

暖房を使う冬は意識的に湿度を補うことが大切です。

湿度を保つことは喉だけでなく唇にもいい影響があります。
[冬に唇が荒れやすい理由と対策]

こまめな水分補給

水分補給は、喉を内側からうるおす大切な習慣です。
一度にたくさん飲むより、少しずつこまめに飲む方が効果的です。

ポイント
・喉が渇く前に飲む
・常温や温かい飲み物がおすすめ
水分を取ることで、喉の粘膜が乾きにくくなり、異物を防ぐ力が保たれます。

マスクを活用する

マスクは、感染対策だけでなく、喉の乾燥対策にも役立ちます。
マスクを付けることで、
・吐いた息の水分がマスク内に残る
・喉の周りの湿度が高く保たれる
その結果、乾燥した空気が直接喉に当たるのを防げます。

こんな場面でおすすめ
・外出時
・就寝時(乾燥が気になる場合)
・暖房の効いた室内

まとめ

冬に喉が痛くなりやすいのは、
空気の乾燥や暖房によって喉の粘膜が乾きやすくなるためです。

喉は本来、ウイルスやほこりなどの異物を防ぐ大切な役割を持っていますが、
乾燥するとその防御力が低下してしまいます。

・室内の湿度を40〜60%に保つ
・こまめに水分補給をする
・マスクを活用する

こうした小さな対策を意識することで、
冬の喉の痛みは防ぎやすくなります。

身近な体の不調も、仕組みを知ることで、
日常生活の中で対処しやすくなるかもしれません。

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