冬に静電気が起こりやすいのはなぜ?原因と今日からできる対策

冬の生活トラブル

冬になると、ドアノブに触れた瞬間に
「バチッ!」と静電気が起きて驚いた経験はありませんか?

痛いだけでなく、毎回身構えてしまうあの感覚は、
多くの人が感じている冬のあるあるです。

この記事では、なぜ冬に静電気が起こりやすいのか、
その理由と日常生活でできる対策を分かりやすく解説します。

静電気ってそもそも何?

プラスとマイナスの電気の偏り

静電気とは、物と物が擦れることでたまる動かない電気のことです。

テレビやスマホの電気はずっと流れ続けていますが、静電気は一時的にたまる電気です。

通常、物体はプラスとマイナスの電気が釣り合っています。しかし、触れたり、擦れたりすることでこのバランスが崩れることで静電気が発生します。

なぜ放電すると「バチッ」と感じるのか

バランスの崩れた物体が触れ合うと、
マイナスの電気がプラスの電気側へ一気に流れます。
この現象を「放電」と呼びます。

電気が一気に流れるため、
「バチッ」という音とともに痛みを感じるのです。

少しイメージしにくい場合は、雷を思い浮かべてみてください。
雷も静電気と同じ仕組みで発生しています。
静電気は、雷をとても小さくしたものだと考えると分かりやすいでしょう。

冬に静電気が起こりやすい理由

冬に静電気が起こりやすい一番の理由は、
「空気の乾燥」と「服の素材」にあります。

空気が乾燥している

乾いた空気は電気を逃がしにくいと言われています。水は電気を通しやすい性質を持っています。そのため、空気中の水分が多いと電気の逃げ道となってくれます。しかし、冬は乾燥しているため、電気の逃げ道となる空気中の水分が少ない状態にあります。電気が逃げられないとどんどん溜まっていき静電気が起こります。

服の素材(ウール・化学繊維)

ウールや化学繊維は静電気が起こりやすいと言われています。
ウールには表面が電気を通しにくいという性質があるため、電気が外に逃げにくく、静電気として溜まりやすくなっています。
化学繊維はとても乾きやすく、水分をほとんど吸わないため、電気を通しにくくなっています。そのため、電気の逃げ道がなく、擦れると電気がどんどん溜まります。
静電気は異なる素材が擦れた時に起こりやすいです。素材には電気を受け取りやすい、手放しやすいというくせがあるため、この差が大きいほど静電気がたまりやすくなります。
ウールは暖かいため冬に着る人が多いと思います。また最近の服は大抵化学繊維が使用されているため、この異なる素材という条件によって特に冬に静電気が多い理由になっています。

静電気を減らすためにできること

室内の湿度を保つ

静電気対策で最も大切なのは空気を乾燥させないことです。説明してきた通り、乾燥は静電気がたまる一番の原因です。そのため、室内にいるときは40~60%の湿度を目安にしてください。
湿度が上がると自然と電気が逃げるため、静電気が起きにくくなります。
湿度を上げる方法としては以下の方法があります。
・加湿器を使用する
・洗濯物を部屋干しする
・濡れタオルを室内に置く

服の素材を意識する

服の素材も静電気の起こりやすさに大きく関係しています。
静電気が起こりにくい素材
・綿(コットン)
・麻(リネン)
・レーヨン
静電気が起こりやすい素材
・ポリエステル
・ナイロン
・アクリル
・ウール
肌に触れるインナーを綿素材にするだけでも、静電気はかなり減らすことができます。

触る前にワンクッション入れる

静電気で痛みを感じるのは一気に電気が移動するからです。ゆっくり、少しずつ電気を逃がすことができれば、一気に流れる放電が起きにくくなります。
対処方を4つほど紹介します。
1.金属を触る前に床や壁に触れる。
2.鍵や小さな金属を持ってドアノブなどに触れる
3.指先ではなく手のひらで触る
4.服の上から触る

まとめ

冬に静電気が起こりやすいのは、
空気の乾燥や服の素材によって電気がたまりやすくなるためです。

静電気は仕組みを知ると、
完全に防げなくても、起こりにくくすることはできます。

・室内の湿度を保つ
・服の素材を意識する
・金属に触れる前にワンクッション入れる

こうした小さな工夫を取り入れることで、
冬の「バチッ!」を減らすことができるでしょう。

身近な不思議を知ることで、
日常生活が少し快適になるかもしれません。

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