冬に手が荒れやすいのはなぜ?原因と今日からできる対策

冬の生活トラブル

冬になると、手がカサカサしたり、
ひび割れやあかぎれに悩まされたりすることはありませんか?

こまめに手を洗っているだけなのに、
なぜか冬は手荒れがひどくなると感じる人は多いはずです。

この記事では、なぜ冬に手が荒れやすいのか、
その理由と日常生活でできる対策を分かりやすく解説します。

手の皮膚はなぜ荒れやすいのか?

皮膚の役割とバリア機能

皮膚の主な役割

皮膚は、
・外部からの刺激(乾燥・細菌・ウイルス・化学物質など)から体を守る
・体内の水分が逃げるのを防ぐ
といった役割を担っています。

バリア機能の正体

バリア機能の中心となっているのが、皮膚の一番外側にある角質層です。
角質層は、
・皮脂
・角質細胞の隙間を埋める細胞間脂質
によって水分を保ち、刺激をブロックしています。

バリアが壊れるとどうなる?

乾燥や刺激によって角質層が乱れると、
・水分がどんどん蒸発する
・外部刺激が侵入しやすくなる

その結果、カサカサ・ひび割れ・かゆみ・炎症が起こりやすくなります。

手は特に酷使されている部位

手の皮膚は体の中でも特に過酷な環境に晒されています。

具体的には以下の理由があります。
・水・洗剤・お湯に頻繁に触れる
・手洗い・アルコール消毒
・物を触る・こする動作が多い

冬に手が荒れやすい理由

冬に手が荒れやすくなるのは、次の3つの要因が重なるからです。

空気の乾燥

冬は湿度が低く、空気が非常に乾燥しています。

皮膚は本来、角質層に含まれる水分によって、しっとりとした状態を保っています。
しかし、空気が乾燥すると、
・皮膚の水分が空気中に奪われやすくなる
・角質層が乾いて隙間ができる
といった状態になります。

その結果、皮膚のバリア機能が低下し、カサつき・ひび割れ・炎症が起こりやすくなります。

冬は空気が乾燥するため、手だけでなく唇も荒れやすくなります。
[冬に手が荒れやすい理由と対策はこちら]

水仕事・手洗いの増加

冬は、
・風邪や感染症予防で手洗い回数が増える
・洗い物や掃除でお湯を使うことが多くなる
といった生活習慣の変化があります。

水やお湯、洗剤に触れると、
・皮膚表面の皮脂が洗い流される
・角質層がふやけて傷つきやすくなる
ため、手の皮膚を守る力が弱まります。

特にお湯は、冷水よりも皮脂を落としやすく、乾燥をさらに進めてしまいます。

アルコール消毒の影響

冬はインフルエンザなどの流行により、アルコール消毒を使う機会が増えます。
アルコールには、
・皮膚の水分を蒸発させる
・皮脂や細胞間脂質を溶かす
という性質があります。

そのため頻繁に使用すると、皮膚のバリア機能が壊れやすくなり、ヒリヒリ感や赤み、あかぎれに繋がることがあります。

手荒れを放っておくとどうなる?

バリア機能がさらに低下する

手荒れの初期は、
・少しカサカサする
・白っぽく粉をふく
といった軽い症状が多いです。

しかし、ケアをせずにいると、皮膚の水分と皮脂が失われ続け、皮膚のバリア機能が大きく低下します。
その結果、
・外部刺激に弱くなる
・ちょっとした摩擦でもダメージを受けやすくなる
という悪循環に入ります。

ひび割れやあかぎれ

乾燥が進むと皮膚が硬くなり、動かすたびに皮膚が裂けやすくなります。
すると、
・指先や関節にひび割れができる
・あかぎれによる強い痛みが出る
といった状態になります。

この状態では、日常生活の動作(洗い物・スマホ操作・紙を触ること)でも痛みを感じるようになります。

炎症やかゆみが出やすくなる

皮膚にできた細かい傷から刺激物が入り込み、炎症が起こりやすくなります。
・赤くなる
・ヒリヒリする
・かゆみが出る

などの症状が現れ、掻くことでさらに傷が増え、手荒れが治りにくくなります。

湿疹や手湿疹につながることも

バリア機能が壊れた状態が続くと、皮膚を守れなくなり、
・手湿疹
・接触皮膚炎
といった皮膚トラブルに発展することがあります。

悪化すると、
・ジュクジュクする
・皮がむける
・かゆみが強くなる
など、セルフケアでは改善しにくくなる場合もあります。

冬の手荒れを防ぐためにできること

こまめな保湿

手荒れ予防で一番大切なのが保湿です。

ポイント
・手を洗ったあと・水仕事のあとに必ず塗る
・指先・爪周り・関節までしっかりなじませる
・寝る前は少し多めに塗る
皮膚が乾く前に保湿することで、バリア機能の低下を防ぐことができます。

手袋を活用する

手袋は、手の皮膚を外部刺激から守るバリアの役割を果たします。

水仕事の時

・洗い物・掃除の際はゴム手袋を使う
・内側が群れやすい場合は、綿手袋+ゴム手袋の重ね使いがおすすめ
➞洗剤やお湯に直接触れるのを防ぎ、皮脂の流出を抑えられます。

外出時

・冷たい風や乾燥から守るために防寒用手袋を着用する
・自転車や徒歩の移動時は特に効果的
➞冷えと乾燥を同時に防げます。

就寝時

・ハンドクリームを塗って綿の手袋をして寝る
・保湿成分が逃げにくくなり、修復を助けます

洗いすぎない工夫

清潔を保つことは大切ですが、洗いすぎは手荒れの原因になります。
※手洗い自体はとても大切なので、「回数を減らす」のではなく「方法を工夫する」意識がポイントです。

手洗いのポイント

・明らかな手荒れがない場合は、短時間で済ませる
・泡で包むように洗い、ゴシゴシこすらない
・熱すぎるお湯は避け、ぬるま湯を使う

石鹸・洗浄剤の選び方

・洗浄力が強すぎないものを選ぶ
・保湿成分配合タイプを使う

アルコール消毒との付き合い方

・石鹸手洗いとアルコール消毒を使い分ける
・消毒後は、乾いたらすぐに保湿する

まとめ

冬に手荒れが起こりやすいのは、
空気の乾燥、水仕事や手洗いの増加、アルコール消毒などが重なり、
手の皮膚のバリア機能が弱くなりやすいためです。

手荒れを放置すると、ひび割れやあかぎれ、炎症につながることもあります。
そのため、早めのケアが大切です。

こまめな保湿や手袋の活用、洗い方を少し工夫するだけでも、
冬の手荒れはかなり防ぐことができます。

日々酷使している手だからこそ、
冬は意識していたわる習慣を取り入れてみてください。

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